デンタルフロスは面倒臭い。しかし歯科医や歯科に勤務する人たちは欠かさず行っているのには理由がしっかりあること、おさらいも兼ねてチェックしていこう。
デンタルフロス
正直なところ、幼稚園や小学校の頃授業中や特別授業の際に歯磨きの方法は教わってもデンタルフロスについての話や使い方を学んだ記憶はあるだろうか?また両親にこうしたデンタルフロスの重要性について教育されたことはあるだろうか?
海外では子どもの頃から当たり前のように、教えられているところが多いデンタルケア。
大人になった今だからこそ、学べること実践できることを手遅れになる前にぜひ見直しをしていこうと情報を参考にまとめてみた。
デンタルフロス6つの効果
1.歯垢除去率が約80%までUP
歯医者に行くと、デンタルフロスの指導を受けたことがあるのは、私も同じ。
でも一本一本歯磨きをするのだけでも面倒なのに、フロスで歯と歯の間を1つ1つ行うのは非常に根気が必要。
だから今度します。
そういって逃れているあなたに、チェックしてほしいのはこちらのデータ。
歯磨きだけの歯垢除去率は約61%のみを歯垢を取り除くことが出来るのに対し、デンタルフロスを一緒に使うことで歯垢除去率は約80%と大幅アップという結果。
2.虫歯予防箇所を集中ケア
虫歯の90%が歯と歯の間から発生されるという。
この虫歯発生率の高い場所は、歯磨きだけでは汚れが届かない上に磨き残しも多々あるため虫歯の絶好のねらい目となる。
それら磨き残しが蓄積することにより、虫歯率も進行してしまうのだから危険だからこそデンタルフロスが予防に繋がるというもの。
3.虫歯の有無を自己確認
デンタルフロスは歯間の虫歯有無のセルフチェックができること知っているだろうか?
以下の方法で確認して、どうだろうか?
歯と歯の間がザラザラする
歯間でデンタルフロスがスムーズに通らない
いつも同じ箇所でフロスが引っかかる
歯の間をこすっている時糸が切れたり、バラけてしまう
これらに1つでも該当すると虫歯初期などの疑いがあるのだそう。
4.歯の治療後の詰め物やかぶせた箇所の不具合確認
デンタルフロスを通すとき、健康な歯や歯間は問題がないが、よく歯医者に通っていたりすると以下のようなポイントも確認したい。
デンタルフロスが入らない
デンタルフロスが切れる
詰め物や金属がある歯間箇所が引っかかる など
歯科医で治療したばかりなら早期発見ができるかもしれないが、大分前に行ってそのままだったりすると劣化した詰め物や金属箇所から虫歯が発生しやすい環境になっていたり、初期段階の虫歯に変わりかかっていたりというサインにもなるので、こういった虫歯チェックも大事なのだ。
5.口臭予防
歯垢がたまるのは歯と歯の間。
そういった場所は食べかすや歯垢が多く残るため、デンタルフロスの臭いをチェックすると一目瞭然。
これらがずっとあなたの口内で残っていると想像すると、もうお分かりだろう。
悪臭がすれば口臭の原因として発見しやすいことや、口臭改善の1歩にもなる。
6.歯周病予防チェック
デンタルフロスを入れた際、出血があった場合は歯周病を疑おう。
きっとこれを読んでドキッとしたなら、注意が必要で歯茎や歯と歯の間の問題になっているかもしれないので行きつけの歯医者さんに相談するとよいだろう。
それではデンタルフロスの種類の確認をしよう。
初心者向けデンタルフロス
初心者にはワックス付がおすすめ。 (まどめて買っておくと便利。)
デンタルフロスはそこまで高値でもないので、安心して使いやすい。
中級から上級者向け
繊細な部分の歯間の感覚を感じ取りたいあなたへは、ワックスなしのものをおすすめ。
その方が歯の表面のざらつきや引っ掛かりなどの変化に気づきやすいのだそう。
歯の隙間が大きく空いているなら
そういった歯の隙間が大きく開いていたり、歳をとって歯の隙間が広がってしまったという場合はデンタルフロスより歯間ブラシもおすすめだ。
用途、状況によりデンタルフロスや歯間ブラシを上手に使い分け、虫歯の確立ゼロを目指そう。